専門学校

こうして大阪の十三に移り住んだが、まず最初にやったことは町の探検、というよりは普通に迷子になり、4時間ほど部屋に帰れない状態におちいる。
そして入学式当日、梅田で電車の乗り場が分からず、地下街を3時間彷徨う。
この2回の迷子経験で勘をつかんだのか、これ以降は初めての土地にいってもあまり迷わないようになる。

クラスは1組になる(この時は1組の意味が分かってなかった。

入学式後の山奥での強制合宿にて、今後の音楽人生に大きくかかわってくる人物と出会う。
まずDr.須田に「各パートの1組だけでバンドを組まへんか?」と誘われ承諾。
この時、初めてクラスを実力で分けていると知り、自分の技術がそれなりのものであると自覚するようになる。
その後Gt.江草、何故かVo科とは合宿の日が違っていたため、ギター科のGt.福山をとりあえずのVoに据えてバンドを結成(ただバンド名はなかった)。
合宿はシールドの巻き方などの、ホンマに基礎的なことだけを学び終了する。

合宿終了後、X-JAPANのGt.hideの訃報の知らせを高校時代の友人達から何回も聞かされる。

授業が始まり、ベースの実技でz指弾きを強制させられるが、「1組だから弾けないではすまない」という考えもあり、3日ほどでなんとか様になる程度のレベルにはなる(右手の人差し指、中指はボロボロ)。
さらにチョッパーの技術も身につける(この授業があって以来、ロビーでは生ベースでチョッパーを弾くパチパチという音が響き渡る)。

同時に合宿で組んだバンドでオリジナル曲の作成に熱を入れる(生徒は学校のスタジオをただで借りれていた)。
毎週金曜日に学校内で簡単なライブが行われており、夏休み前のこのライブに出場。
しかしこのライブを最後にDr.須田が「高校からやっているバンドがうまくいきそう」という理由で脱退。
実質的にこのバンドは解散となる。


バンド名ナシ
Vo.福山
Gt.江草
Dr.須田