AFRO HEADS

NOOK、METEO RIGHT FREEKSの時からDr.須田と同じ楽器屋で働いていたGt.春田にバンド加入を誘われては断っていたが、METEO解散をきっかけにAFRO HEADSに加入する

このバンドは俺が今まで組んできたバンドとは根本的に違い、Voナシのインストで、基本メンバーのGt.春田、Dr.松山、ジャンベ.福井、Ba.俺にライブの度にもう一本ギターをいれたりシタールを入れたりという変則的な形をとっていた

俗に言う民族楽器を取り入れることも多く、いろいろな楽器、技法を学ぶ
スタジオが終わったあと、深夜数人でケチャを演って遊ぶなど、第3者から見たら不思議な集団でもあった

ジャンルはアフロ系(俺はよく知らないが彼らはそう呼んでいた)で、1つのフレーズやコード進行をアドリブを交えながら延々と繰り返し、トランス状態になっていくというものだった。
さらに言えば、曲はライブ時間イコール1曲で、誰かが音を変えたり、特定のフレーズを弾いたら次の展開に持っていくというものであったため、トークや曲と曲の間などは一切皆無であった(これが普通なのかどうかは知らない)

こういった音楽であるため、今までとはブッキング相手や演奏場所も様子が違い、その違いを楽しむ(修行時代で新しいモノへの免疫がついたためだと思われる)

あるバーで演奏した時には、ステージのバックにジミ・ヘンドリクスの肖像画がかけられており、何やら異様なプレッシャーを背中に感じつつ演奏するという不思議な体験もする

とにかくこのバンドでは、ライブ中の流れや細かいフレーズが決まってなかったため、即興のアレンジ力が身に付く

数回ライブをした後、俺の一身上の都合で地元の徳島に帰ることになってしまい、AFRO HEADSを脱退する(この時期、日韓WCが終わった直後だった)


AFRO HEADS
Gt.春田
Dr.松山
ジャンベ.福井
ゲスト.etc…